治療
ポイツジェーガース症候群の根治的な治療方法は存在しません。消化管ポリープや色素沈着に対して、対症療法を行うことになります。そのため、定期的なチェックを行うことが重要です。
消化管ポリープが大きくなると腸重積の発症リスクが高まるため、定期的な画像検査を行います。ある一定以上の大きさを示すポリープは、内視鏡的に切除します。
腸重積を発症した場合には、手術的に整復を試みることもあります。腸重積の程度が強く進行した場合には、消化管切除を余儀なくされることもあります。
消化管ポリープに関連して、貧血が生じることもあります。この場合、ポリープからの出血を抑えることに加えて鉄剤を内服します。
ポイツジェーガース症候群は、遺伝性疾患としての側面も有しているため、遺伝カウンセリングを行うことも大切です。
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