症状
メタノール中毒ではこのような症状がみられます。
発症初期にみられる症状
- 悪心(おしん:吐き気を催すこと)
- 嘔吐
- 腹痛
- 酩酊(めいてい:ひどく酔っぱらうこと)
- めまい
- 昏睡(こんすい:意識をうしなうこと)*
昏睡は重症例にみられる
主な症状
- 視力への障害(眼のかすみ、見えづらさ、対光反射*の減弱や消失、失明)
- 消化器系への障害(悪心、嘔吐、腹痛、下痢、急性膵炎)
- 呼吸器系への障害(浅く早い呼吸、呼吸困難)
- 意識障害
対光反射:瞳孔に届く光の強さによって、網膜に届く光の量を調節する反射反応
症状が重症で進行した場合の症状
- 脳浮腫(徐脈、呼吸停止、心停止)
メタノール服用後40~72時間は無症状のことが多く、すぐに症状があらわれないケースがあります。また、危険となるメタノールの摂取量や、症状があらわれるまでの時間も人それぞれですので、メタノールを服用したときには症状の有無にかかわらず直ちに医療機関へと受診することが大切です。
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