治療
ヤング・シンプソン症候群に対して根本的な治療方法はありません。全身各種臓器に見られる合併症に対してのアプローチが必要です。新生児期の呼吸障害は軽度である場合が多く、酸素投与などで対応できる例がほとんどです。哺乳障害に対しては経管栄養が導入されることが多いですが、成長とともに経口摂取が可能となっていきます。内反足に対しては、ギプスによる矯正や、十分な効果が得られない例では手術が適応となることもあります。難聴に対しては補聴器を作成したり、眼症状については必要に応じて眼鏡を作成したりします。甲状腺機能低下症に対しては、甲状腺ホルモンの補充療法が行われます。また、弱視や難聴に加え、精神発達遅滞を伴うことから、早期より多方面からの療育を受けたり、リハビリテーションへ参加したりすることも大切です。
医師の方へ
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