治療
レノックス・ガストー症候群の基本的な治療は抗てんかん薬を用いた薬物療法です。てんかん発作のタイプは多岐にわたるため、さまざまな種類の抗てんかん薬が用いられますが、十分な効果を得られないケースが少なくありません。そのため、治療効果を正しく判定しながら患者に合った薬の組み合わせを見つけていくこととなります。
また、レノックス・ガストー症候群では抗てんかん薬による薬物療法以外にも、ステロイド、副腎皮質刺激ホルモンを使用した治療が行われることもあります。さらに、“低炭水化物・高脂肪食”を基本として体内のケトン体を増やしててんかん発作を抑制するケトン食療法や脱力発作に対する脳梁離断術や迷走神経刺激術などの外科手術が有効なケースもあります。このように、ほかのてんかん発作を引き起こす病気と比較して特殊な治療を行うことが少なくありません。
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