原因
中耳にできる腫瘍には、癌腫や肉腫などの悪性腫瘍、腺腫、神経鞘腫(神経を構成するシュワン細胞から発生する良性腫瘍)、グロームス腫瘍(動脈と静脈の境目のグロームス細胞が異常増殖する良性腫瘍)などさまざまなものがあります。
これらがなぜ中耳にできるのか、明確には解明されていませんが、悪性腫瘍である癌腫や横紋筋肉腫などは慢性中耳炎に合併することが知られています。これは、長期間にわたる炎症が発症の引き金となる腫瘍があることを示唆しています。
さらに、中耳に近い位置にある耳下腺や上咽頭にできた腫瘍が中耳内に浸潤することもあり、これらも中耳腫瘍の一種とされています。
医師の方へ
「中耳腫瘍」を登録すると、新着の情報をお知らせします