かんせんせいかんせつえん

乾癬性関節炎

同義語
関節症性乾癬
最終更新日:
2020年12月22日
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2020/12/22
更新しました
2017/04/25
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症状

乾癬性関節炎では、主に乾癬による皮膚症状と関節症状が見られます。

皮膚症状

皮膚症状として、表面に銀白色の皮膚のかさつき(鱗屑)を伴う、比較的境界のはっきりした紅斑ができます。好発部位としては、肘や膝、頭部など外的な刺激が加わりやすい部位に多いですが、全身の皮膚のどこにでも出現します。

皮疹の原因は、皮膚の表面にある表皮が生まれ替わるサイクル(ターンオーバー)が10倍程度短縮していて、皮膚が厚くなるためです。これは、免疫に関わるリンパ球や好中球などが異常に活性化して、炎症に関わるたんぱく質(サイトカイン)を作ることで表皮を刺激しているためと考えられています。

関節症状

関節の炎症も、皮膚と同様に外的な力のかかりやすい場所におこりやすく、手指のDIP関節(第一関節)の腫れや、指全体が腫脹するほか(指炎)、足趾、手関節、アキレス腱周囲の足関節、踵部、足底などに痛みが出現します。手指の関節の腫れに伴って、爪の肥厚や変形を認めることが多いです。

乾癬性関節炎では、腱や靱帯などの付着部に炎症がおこることで、炎症が波及して関節に及びます。そのほか、腰痛(仙腸関節炎)や頸部痛・背部痛(脊椎炎)なども起こりえるため、関節の破壊による変形が進行する前に治療する必要があります。

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