かんせんせいかんせつえん

乾癬性関節炎

同義語
関節症性乾癬
最終更新日:
2020年12月22日
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2020/12/22
更新しました
2017/04/25
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治療

乾癬性関節炎は、皮膚症状と関節症状の両方に対しての治療を行う必要があります。

皮膚症状

軽症例の場合には、ステロイド剤や活性型ビタミンD3剤を用いた外用治療が中心です。重症度があがるにつれて、光線療法、免疫抑制剤による内服療法、さらには、生物学的製剤を用いた治療などを単独、もしくは併用して行います。慢性の免疫の病気なので、継続的な治療は必要ですが、ほぼ皮疹を気にせずに生活できる状態(寛解)を目指します。

関節症状

関節の慢性的な炎症によって、関節破壊が進行すると元に戻すことが難しくなります。そのため、関節症状に対しては、炎症を抑え、関節破壊の進行を抑える薬物療法が中心に行われます。

軽症であれば関節の炎症や痛みを抑える非ステロイド性抗炎症薬の内服やステロイドの関節内注射が用いられます。炎症の範囲や進行の状況に応じて、さらには、疾患修飾性抗リウマチ薬(DMARDs)や生物学的製剤の使用が検討されます。

乾癬性関節炎に使用される生物学的製剤は、TNFα阻害薬、IL-17阻害薬、IL-23p19阻害薬など、多くの種類が使用できるようになってきました。皮膚症状と関節症状の程度に合わせて、皮膚科専門医やリウマチ専門医と相談のうえ、薬剤を選択することになります。

生活習慣の改善

そのほか、乾癬性関節炎では、肥満、動脈硬化高尿酸血症メタボリックシンドローム糖尿病などの併存症が多いことが知られており、それらのコントロールを一緒に行うことがとても重要です。そのため、禁煙、食事療法・運動療法、減量などの生活習慣病の改善を目指す指導も併せて行います。

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