治療
顕在性二分脊椎では出生後すぐに手術が必要で、中枢神経系の感染や露出した脊髄神経の新たな障害を防ぐために、外表に出ている神経を硬膜内に収納する修復術が行われます。
また、水頭症を伴っている場合には脳室腹腔シャント術、キアリ奇形によって呼吸障害がみられる場合に後頭下減圧術が行われます。
潜在性二分脊椎においては、脊髄脂肪腫の切除や脊髄係留の解除を目的とした手術が検討されます。
顕在性も潜在性も下肢の運動障害や変形、膀胱直腸障害、皮膚の潰瘍や褥瘡などに対して、それぞれの症状に応じた治療やリハビリテーションが適宜行われるため、生涯にわたって継続的な診療や経過観察が必要となります。
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