症状
低栄養は体脂肪量と筋肉量の減少による体重低下を引き起こします。
また、皮膚や頭髪を健康的な状態に維持するたんぱく質やビタミン類などが不足するため、乾燥や冷感などを引き起こし、抜け毛が増えやすくなります。さらに、低栄養は筋力低下も引き起こし、活動性低下の原因になります。その結果、高齢者ではサルコペニアや骨粗鬆症を加速させる原因となり、転倒や骨折などのリスクも高まります。
また、低栄養は体の免疫力を担う白血球を減少させることも分かっており、感染症にかかるリスクも高くなるとされています。長期間このような低栄養状態が続くと、次第に肝臓や心臓の機能が低下していくため、命を落とすケースも少なくありません。
加えて、低栄養は身体的な変調だけでなく精神的な変調をきたすのも特徴の1つです。具体的には、疲れやすさ、無気力、怒りっぽさなどの症状が現れることが多く、女性ではホルモンバランスの変化が起こることで月経不順が起こり、イライラ感などが強くなることもあります。
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