ていりゅうせいそう

停留精巣

監修:

治療

停留精巣は生後6か月頃までは自然に精巣が陰嚢内に下降する可能性があるため、生後間もない時期の治療介入は行わず、1歳前後から2歳頃までの間に治療を実施するのが一般的です。

治療は、異常な位置にある精巣を陰嚢内に移動させて固定する手術が行われます。この病気は治療を行わないと将来的に精巣機能の低下による不妊症や精巣がんの発見の遅れにつながるため、適切な時期での手術実施が推奨されています。ただし、精巣が鼠径部(足の付け根)より上にある場合、精巣組織への影響が高度なケースもみられます。精巣組織障害が強く、陰嚢内への下降が難しいと判断された場合では、精巣の摘出が選択されることがあります。

最終更新日:
2025年07月24日
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2025/07/24
更新しました
2017/04/25
掲載しました。

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