症状
先天性角化異常症の症状は、原因遺伝子によって大きく異なります。
先天性角化異常症の中でもさまざまな種類がある魚鱗癬は、全身の皮膚が乾燥またはざらざらとした状態になり、皮が剥けやすくなるのが特徴です。同じく先天性角化異常症の1つである掌蹠角化症は、手のひらや足の裏の角質が厚く硬くなるのが特徴です。病型によっては、手のひらや足の裏の発汗過多のほか、精神遅滞や爪の変形、歯肉炎などを合併することもあります。
そのほか、ダリエー病は皮脂が多い部位や腋の下などの皮膚同士が擦れやすい部位に、角化性丘疹と呼ばれるぶつぶつが現れます。特に汗が多くなる時期になると悪化するのが特徴です。さらに、口腔粘膜の丘疹や爪甲の変形、精神遅滞などを伴うことがあります。
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