症状
前庭神経は脳神経の1つで、体の平衡感覚を維持するのに必要な神経です。そのため、前庭神経に炎症が生じると平衡感覚に異常が生じて目が回るような“回転性めまい”が生じるようになります。回転性めまいは突発的に発作のように生じるのが特徴で、多くは吐き気・嘔吐、目の動きの異常(眼振)を伴います。
通常、強い回転性めまいは1~3日ほどで改善していきますが、その後もふらつきなど平衡感覚の異常による症状が数か月ほど続くとされています。
なお、前庭神経炎は回転性めまいを引き起こすほかの病気と異なり、聴力低下・耳鳴り・耳閉感などの耳の症状を伴わないのも特徴の1つとされています。
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