症状
副甲状腺機能低下症では低カルシウム血症や高リン血症が起こり、これに付随する症状が認められます。
低カルシウム血症による主な症状として、口周りのしびれや感覚異常が現れ、筋肉の持続的なこわばり(テタニー)やけいれんがみられます。また、腹痛のほか、抑うつ状態や倦怠感などが生じることもあります。重度な場合には、気管支けいれんや昏睡(意識不明)をきたします。さらに、カルシウム値とリン値の積(掛け合わせた値)が高い状態が続くと白内障を発症するリスクが高まります。また、遺伝子異常などそれぞれの病因によって異なりますが、心臓の奇形、難聴、成長障害、慢性皮膚粘膜カンジダ症、顔貌異常、肥満などがみられることもあります。
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