治療
副鼻腔真菌症は、臨床経過に応じて治療方針が決定されます。糖尿病がある場合は、糖尿病のコントロールが重要です。日和見感染*として真菌が侵襲している場合には、手術的な病変除去や抗真菌薬の全身投与が検討されます。
周囲臓器への浸潤程度や病原体の種類、臓器障害の有無などを評価しながら、適切な治療方法を決定します。
また、アレルギーの関与が疑われる場合には、手術療法に加えてステロイドによる治療も行われます。ステロイドを投与することで、根本的な原因となっているアレルギー反応を抑制することを期待します。
*日和見感染とは通常であれば病原性を発揮しない病原体が、免疫力や抵抗力が弱っているときに病原性を発揮することでおこる感染症のこと。
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