原因
十二指腸潰瘍は、胃酸分泌が過剰になることで健康な消化管が傷害されて発症すると考えられています。正常な十二指腸の壁は、粘膜層・粘膜下層・固有筋層・漿膜などからなっています。このうち、粘膜下層よりも深い部分にまでえぐれが生じた状態を十二指腸潰瘍と呼びます。
ピロリ菌
十二指腸潰瘍の原因はピロリ菌感染に関連したものが多いとされています。ピロリ菌とは、酸性の環境である胃のなかに生息している細菌です。
非ステロイド性消炎鎮痛剤
そのほかの原因として、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)が挙げられます。NSAIDsとは、一部の解熱鎮痛薬のことです。ただし、ピロリ菌感染を原因とした十二指腸潰瘍と比べると頻度はまれです。
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