原因
視野を形成するには、光刺激が網膜に入った後に、視神経を通り脳に電気信号として伝わることが必要です。半盲は、この伝導路における障害を原因として発症します。
半盲の原因としては、視野を形成する部位の脳梗塞や脳腫瘍、外傷などが挙げられます。その他、多発性硬化症や脳膿瘍、クロイツフェルトヤコブ病なども例に挙げることができます。これらの場合には、右側半分もしくは左側半分の視野が欠損します。
また、下垂体腺腫や頭蓋咽頭腫などの病気も半盲の原因となります。これらの病気は、「視交叉」と呼ばれる部位を圧迫することがあります。視交叉の圧迫状況によって、左右の視野のなかでも耳側が障害を受けることがあります。
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