治療
治療方法は、現れている症状や一人ひとりのライフステージ、挙児(妊娠し、子どもを持つこと)希望の有無などにより異なります。注意が必要な副作用などもあるため、主治医と相談し、しっかりと説明を受けたうえで治療方法を選択していくことが大切です。卵巣機能に異常がみられる場合の主な治療方法には次のようなものがあります。
ホルモン補充療法
低用量ピルなどを服用し、不足しているホルモンを補う治療です。卵巣機能が低下し、月経の間隔が2~3か月以上空いている場合などに検討されることがあります。
ホルモン補充療法は、卵巣機能不全そのものだけでなく、骨密度や気分の変調などのコントロールに役立つこともあります。
排卵誘発剤の使用
卵巣の機能を高め、排卵を促進するために排卵誘発剤が処方されることもあります。排卵誘発剤には内服薬と注射薬があり、一人ひとりの状態に応じて選択されます。
このほか、ほてりなどの更年期症状を抑える目的で、漢方薬なども併用されることがあります。
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