治療
原発性免疫不全症の治療方法は、病気の種類や重症度によっても異なります。軽症の場合には、抗菌薬を予防的に服用したり、定期的にヒト免疫グロブリン製剤を点滴や注射で補充したりすることで、感染症を予防できます。加えて日頃から手洗い・うがいを慣行するなど、感染症対策に努めましょう。
一方で、重症の場合には早期に治療しなければ命に関わることもあり、臍帯血や骨髄による造血細胞移植が検討されることもあります。また病気の種類によっては、免疫抑制剤やステロイド剤などによる薬物療法も検討されます。
原発性免疫不全症・先天性免疫異常症の患者さんとご家族の方へ
原発性免疫不全症・先天性免疫異常症でよりよい治療を行うためには、普段のご自身の症状や状態、治療の希望を医師にしっかりと伝えることがとても大切です。「治療ノート」では、毎日の体温や痛み、皮疹などの症状、気になることや困りごとをスマートフォンやパソコンで簡単に記録することができます。
医師の方へ
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