症状
原発性免疫不全症の主な症状は、細菌やウイルスなどに感染しやすくなることです。たとえば、かぜにかかりやすくなり、発熱や咳、鼻水などの症状を繰り返すことで入院が必要になったり、気管支炎や肺炎、中耳炎、副鼻腔炎に繰り返しかかったりするケースが想定されます。特に重症の原発性免疫不全症では、感染症がなかなか治らず、命に関わることもあります。
好中球や抗体の産生に関わる異常が起こる病気では細菌感染が起こりやすく、T細胞に関わる異常が起こる病気では、ウイルス感染が起こりやすいことが分かっています。
一方で、細菌やウイルスに感染しやすいという特性を示さず、炎症や皮膚の湿疹、何らかの自己免疫症状、リンパ節の腫れ、がんの発生、アレルギーなどの症状が現れる病気もあります。
原発性免疫不全症・先天性免疫異常症の患者さんとご家族の方へ
原発性免疫不全症・先天性免疫異常症でよりよい治療を行うためには、普段のご自身の症状や状態、治療の希望を医師にしっかりと伝えることがとても大切です。「治療ノート」では、毎日の体温や痛み、皮疹などの症状、気になることや困りごとをスマートフォンやパソコンで簡単に記録することができます。
医師の方へ
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