検査・診断
原発性硬化性胆管炎では、肝機能を調べるために血液検査が行われます。血液検査では、肝臓内の胆汁うっ滞を反映してアルカリホスファターゼ(ALP)やγGTPといった胆道系の酵素が高値を示します。
しかし、同様に胆管が障害される原発性胆汁性胆管炎とは異なり、特徴的な自己抗体はみつかっていないため、画像検査の所見も重要となります。具体的には、ERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影法)やMRCP(磁器共鳴胆管膵管撮影法)を行い、胆管の数珠状変化など原発性硬化性胆管炎に特徴的な形態が認められるかを確認します。また、肝臓に針を刺して組織を採取して検査を行う肝生検が必要になる場合もあります。
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