症状
双極性障害では、活動的になる躁状態や軽躁状態と、気分が落ち込み何をしても楽しいと思えなくなる抑うつ状態が繰り返されます。躁状態・軽躁状態でもうつ状態でもない時期を寛解期といいます。人間には誰しも感情の浮き沈みがありますが、双極性障害における気分の波というのは1日中、毎日、何日も続き、周囲の方から見ても明らかにいつもと違うような場合のことをいいます。
躁状態と軽躁状態
双極I型障害でみられる躁状態では、気分が高揚する、怒りっぽくなる、開放的になる、活動性が増加するなどの症状が1日の大半でみられます。一方、双極II型障害でみられる軽躁状態は、躁状態と同様の症状が現れるものの、社会生活には支障をきたさない程度の場合をいいます。
抑うつ状態
抑うつ状態では1日中、毎日憂鬱な気分が続く状態が2週間以上みられ、何をしても楽しいと思えなくなり、思考がうまくはたらかなくなります。事実とは異なるマイナスな考えが浮かぶようになる方もいます。また多くの場合、食欲が低下したり、眠れなくなったり、疲れやすいなどの体の症状も現れます。
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