せきぜんそく

咳喘息

最終更新日
2018年12月27日
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2018/12/27
掲載しました。

概要

咳ぜんそくとは、8週間以上にわたり続く慢性の咳と定義され、喘鳴(ぜんめい)や呼吸困難を伴わないとされます(日本呼吸器学会:咳そうに関するガイドライン2版2009年)。ぜんそくという名前がついていますが、気管支ぜんそくに見られるようなゼーゼーとした喘鳴(ぜんめい)が起こることはありません。

ただし、咳ぜんそくを発症した後に、気管支ぜんそくへと移行することもあるため注意が必要です。

原因

咳ぜんそくは、何かしらのアレルギー素因の存在により発症することがあります。具体的には、風邪や運動、タバコの煙、飲酒やストレスなどといった要因が存在することで、咳ぜんそくが誘発される側面があります。

上記のような要因が複雑に関与することで発症すると考えられていますが、明確な原因が解明されているわけではありません。

症状

咳ぜんそくでは、(たん)が混じることのない空咳が8週間以上にわたって続きます。風邪をひいた際にも咳が長引くことがありますが、咳ぜんそくによる咳は風邪の症状とは関係なく持続することが特徴です。

また、咳ぜんそくでは咳以外の症状が現れないことも特徴です。気管支喘息では、喘鳴(ぜんめい)や息苦しさ、呼吸困難からの会話のしづらさなどがみられることがありますが、咳ぜんそくの場合にはこうした症状はみられません。

検査・診断

診断では、8週間以上にわたって咳症状が持続していることを確認します。また、咳が出る病気は、風邪や鼻炎、気管支ぜんそく、胃食道逆流症肺炎肺結核肺がんなど多岐にわたるため、こうした病気が原因ではないか確認することも重要です。

そのため、たとえばレントゲン写真を撮影して肺に異常な病変がないことを確認したり、肺活量の測定をおこなったりすることもあります。

また、アレルギー性疾患としての側面があるため、アレルゲンに反応して咳が出現しているのか、問診を通して確認します。

咳ぜんそくは気管支拡張薬によって症状が緩和されることがあるため、実際に気管支拡張薬を使用して効果を示すか確認することもあります。

治療

咳ぜんそくはアレルギー性疾患としての側面があるため、気管支ぜんそくと同様にステロイド吸入薬や気管支拡張薬を用いて治療します。

ストレスやタバコの煙などの因子によって症状が悪化することもあるため、環境整備や生活環境を整え、こうした増悪因子を避けることも大切です。

治療を行なわずに放置すると、一定の割合で気管支ぜんそくの発症へとつながってしまうことがあります。この場合には、さらに日常生活の質が落ちてしまうことが懸念され、治療期間も長引いてしまうことが予測されます。

そのため、咳が長引くような場合、単なる咳として放置するのではなく、早期に医療機関の受診を検討することが大切です。

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