治療
壊疽性膿皮症では、炎症を抑えて潰瘍を小さくすることを目的に治療が行われます。好発部位である下腿に病変が生じている場合、特に安静が必要となるため、入院が必要となることも少なくありません。病変部分は外用薬や傷を覆う道具を使ってある程度湿度を保ったうえで保護します。また、むくみが生じることもあるため、包帯を巻くこともあります。
何らかの病気に合併して起こっている壊疽性膿皮症では、その病気の治療を優先しながら、壊疽性膿皮症の治療を検討する必要があります。
壊疽性膿皮症に対する具体的な治療方法としては、薬物療法が検討されます。
薬物療法
軽症の壊疽性膿皮症の場合、ステロイド剤や免疫抑制剤の塗り薬が検討されることが一般的です。
中等症以上の壊疽性膿皮症の場合、ステロイド薬や免疫抑制剤の飲み薬が検討されることが一般的です。また、2020年に生物学的製剤“アダリムマブ”が使用できるようになり、注射で壊疽性膿皮症を治療することも可能になってきています。医師の許可があれば、自己注射も可能です。
アダリムマブはもともと関節リウマチや尋常性乾癬、クローン病などさまざまな病気に使用されていた治療薬で、壊疽性膿皮症の炎症の原因となる“TNFα”のはたらきを抑えることで症状を和らげる効果が期待できます。
実績のある医師
周辺で壊疽性膿皮症の実績がある医師
日本大学医学部附属板橋病院 皮膚科 病院准教授
血液内科、腎臓・内分泌内科、糖尿病・代謝内科、循環器内科、呼吸器内科、消化器・肝臓内科、腫瘍内科、脳神経内科、心療内科、小児科・新生児内科、精神科、皮膚科、消化器外科、心臓外科、血管外科、小児外科、呼吸器外科、乳腺・内分泌外科、形成外科、脳神経外科、整形外科、リハビリテーション科、産婦人科、泌尿器科、耳鼻咽喉科、眼科、放射線診断科、放射線治療科、疼痛緩和外科、麻酔科、歯科口腔外科、病理診断科、臨床検査科、救急科
東京都板橋区大谷口上町30-1
東武東上線「中板橋」バス・タクシー乗り場なし 徒歩20分、東京メトロ有楽町線「千川」国際興業バス 日大病院行 バス10分
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