へんけいせいかんせつしょう

変形性関節症

同義語
OA:osteoarthritis
最終更新日:
2025年01月09日
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2025/01/09
更新しました
2018/02/07
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症状

変形性関節症の主な症状は、関節周囲の痛み、腫れ、違和感、引っ掛かり感です。ただし、部位によって症状が異なるものもあります。

変形性膝関節症

変形性膝関節症では、膝の痛みと膝に水がたまることが主な症状です。はじめは立ち上がるときや歩き始めるときなどの動作開始時に痛みが生じ、通常は休むと痛みがなくなります。関節の変形が進行すると、階段の上り下りや正座、膝の曲げ伸ばしが難しくなり歩行が困難となるほか、安静時にも痛みが出るようになります。

変形性股関節症

股関節の痛みと機能障害が主な症状です。はじめは立ち上がるときや歩き始めに足の付け根に痛みが生じ、進行すると痛みは強くなっていきます。場合によっては安静時にも常に痛みを感じることがあります。

また、日常生活上の動作が困難になり、足の爪を切る、靴下を履く、正座をするなどの動作が困難になったり、和式トイレが使用しづらくなったり、長時間の立位・歩行がつらくなったりします。

変形性肘関節症

変形性肘関節では肘を動かすと痛みが出て、安静にすると軽減します。また、関節軟骨の摩擦の影響で骨棘(こつきょく)(骨の突起)ができると関節の動きが制限されて、口に手が届かないなど日常生活上の動作に支障が出ます。

さらに進行するとロッキング(ある角度で肘が固まり動かない状態)が生じ、肘を動かすと激しい痛みを感じるようになります。また、変形性肘関節症では肘の内側にある尺骨神経が圧迫されることがあります。圧迫されて麻痺が生じると、薬指の半分と小指の感覚が鈍くなります(肘部管症候群)。

変形性脊椎症

変形性脊椎症の多くは軽症の場合自覚症状がありません。変形が進むと慢性的な痛みが生じたり関節の可動域が制限されたりします。変形部位によって症状は異なりますが、頚椎(けいつい)が変形した場合には、腕や手の痛み、しびれがみられることもあります。さらに変形が進むと、脊柱管(せきちゅうかん)が狭くなり、脊柱管狭窄症を生じることがあります。

手・足・指の関節症

主な症状は痛みと腫れです。手においては通常、手首や指の付け根、手の関節に発症することはなく、指の第1関節(ヘバーデン結節)と第2関節(ブシャール結節)に発症し、物を掴むなどの動作が困難になります。足の場合には歩行が不自由になります。

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