原因
変形性関節症の原因の多くは加齢に伴う軟骨の老化です。そのほか成長期における関節の形成不全(関節の作りが不十分な状態)、けがや病気、生活習慣なども原因になることがあります。
変形性膝関節症
変形性膝関節症では関節軟骨の老化が原因になることが多く、加齢によって関節軟骨の弾力が失われ、使い過ぎによって軟骨がすり減って関節が変形していきます。また、膝関節は体重がかかる部位であるため、発症には肥満も関係しています。さらに、O脚や骨折などのけが、化膿性関節炎などの感染性疾患の後遺症として発症することもあります。
変形性股関節症
変形性股関節症の発症者は女性が多くを占め、原因の約80%が発育性股関節形成不全などの発育不全や病気の後遺症といわれています。そのほかの原因としては、加齢が挙げられるほか、成長期のスポーツ活動などによって過剰な負荷が繰り返し加わることで発症する大腿骨寛骨臼インピンジメント(FAI)が変形性股関節症の発症に関連することが分かっています。
変形性肘関節症
変形性肘関節症の主な原因としては、スポーツや重労働による肘関節の酷使、肘関節のけが、関節炎などが挙げられます。
変形性脊椎症
変形性脊椎症の主な原因には加齢が挙げられます。脊椎(背骨)の骨と骨の間にある椎間板の弾力が加齢によって失われていき、脊椎が変形します。
手・足・指の関節症
手や足、指の関節症の主な原因としては、加齢、骨折や捻挫などのけが、関節の酷使などが挙げられます。
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