検査
外傷の検査は、外傷が加わった部位を中心に診察や検査を行っていきます。
複数の部位に外傷が加わるときには、もっとも強い箇所だけの症状を訴えがちになることがあります。そのため、外傷の診断には全身の確認が重要となります。
特に、重症な外傷(交通外傷や高所からの転落・墜落などの高エネルギー外傷)に対しては、まず命にかかわるおそれがないかどうかを迅速に確認したうえで、詳細な問診と全身の確認を行うことが重要となります。
確認すべきものは、血管や神経、骨折の有無、さらに内臓の損傷や出血、気胸(肺をつつむ空間に空気が漏れ出て、肺が膨らむことができなくなる状態)などがないかどうかです。以上のようなことを確認するために、超音波検査、血液検査、X線写真撮影、CT検査などが行われます。
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