原因
鼠経ヘルニアには、生まれつき(先天性)の原因と、生まれた後に生じる(後天性)原因があります。
先天性の原因
生まれつきヘルニア嚢があるために乳幼児のときから鼠経ヘルニアを起こすものです。男児に多く、自然に改善することもありますが、多くは手術治療が必要となります。学童期や、成人になってから発見されることもあります。
後天性の原因
加齢によって筋力が低下し、腹壁そのものが脆弱になることが一因とされています。また、長時間の立位での作業であったり、慢性的な便秘・咳があったりするなど腹圧がよりかかりやすい状況も、ヘルニアを起こす原因のひとつとされます。
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