だいどうみゃくかいり

大動脈解離

監修:

治療

大動脈解離の治療方法は、解離した範囲や破裂の有無、血行障害の有無によって大きく異なるのが特徴です。

破裂から死亡に至る率が高いスタンフォードA型の場合は、緊急手術が必要となり、解離した血管を人工血管と入れ替える治療を行います。一方、スタンフォードB型の場合は破裂することが比較的少ないため、血圧を下げて痛みを和らげながら経過を見ていきます。ただしスタンフォードB型であっても破裂している場合や、血行障害による腎梗塞などの合併症を引き起こしている場合は、人工血管に入れ替えたり血行障害を治療する緊急手術を行ったりするケースも少なくありません。また、近年では体への負担を軽減するため、カテーテル(医療用の細い管)を大動脈内に挿入して人工血管を広げて固定させる“ステントグラフト内挿入術”が行われることも多くなっています。

最終更新日:
2021年11月08日
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2021/11/08
更新しました
2021/10/04
更新しました

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