治療
大動脈解離の治療方法は、解離した範囲や破裂の有無、血行障害の有無によって大きく異なるのが特徴です。
破裂から死亡に至る率が高いスタンフォードA型の場合は、緊急手術が必要となり、解離した血管を人工血管と入れ替える治療を行います。一方、スタンフォードB型の場合は破裂することが比較的少ないため、血圧を下げて痛みを和らげながら経過を見ていきます。ただしスタンフォードB型であっても破裂している場合や、血行障害による腎梗塞などの合併症を引き起こしている場合は、人工血管に入れ替えたり血行障害を治療する緊急手術を行ったりするケースも少なくありません。また、近年では体への負担を軽減するため、カテーテル(医療用の細い管)を大動脈内に挿入して人工血管を広げて固定させる“ステントグラフト内挿入術”が行われることも多くなっています。
実績のある医師
周辺で大動脈解離の実績がある医師
綾瀬循環器病院 心臓血管外科 副部長

特集コンテンツ
綾瀬循環器病院 ー“断らない医療”をモットーに地域の命を守り続ける
東京都足立区の医療を支える綾瀬循環器病院による、心臓弁膜症・狭心症/心筋梗塞・不整脈・大動脈瘤の治療をテーマにした特集です。
心臓血管外科、麻酔科、循環器内科
東京都足立区谷中2丁目16-7
東京メトロ千代田線「北綾瀬」南改札口 徒歩3分
医師の方へ
大動脈解離の概要、診断方針、治療方針をまとめて確認することができます。
この記事は参考になりましたか?
なお、こちらで頂いたご意見への返信はおこなっておりません。医療相談をご要望の方はこちらからどうぞ。
「大動脈解離」を登録すると、新着の情報をお知らせします