だいどうみゃくかいり

大動脈解離

最終更新日:
2021年11月08日
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2021/11/08
更新しました
2021/10/04
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症状

大動脈解離は何の前触れもなく発症するのが特徴で、解離が起こった範囲に応じて胸や背中に強い痛みが起こります。大動脈が解離を起こすと、中膜に血液が流れ込んで血管の壁が非常に薄くなるため、破裂しやすい状態となります。特に心臓に近い部位(上行大動脈)に大動脈解離が発生すると破裂しやすく、破裂した場合は心臓を包む膜に漏れ出した血液がたまる“心タンポナーデ”や、心臓の機能に異常が引き起こされる“心不全”を発症し、発症から間もなくして死に至るようなケースもあります。

また大動脈が解離することで、大動脈から枝分かれする血管の血行が途絶える場合があります。たとえば脳や腸、腎臓などの重要な臓器や心臓の筋肉に血流を送る血管の血行が途絶えると、心筋梗塞(しんきんこうそく)脳梗塞腎梗塞など命に関わる合併症を引き起こすことがあります。このような血行障害による症状は、障害を起こした臓器によって大きく異なります。そのため、大動脈の病気とは関連がないと考えられるような症状が現れるケースも少なくありません。たとえば腸への血流が低下することで腹痛や腰痛が引き起こされたり、手足への血流が低下することで手足の冷感や痛みが引き起こされたりする場合があり、まずほかの病気を疑って検査を進めたのちに最終的に大動脈解離との診断にたどり着くことがあります。

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