治療
現在、大脳皮質基底核変性症の根本的な治療法はありません。そのため、それぞれの症状を和らげる治療(対症療法)やリハビリテーションが治療の中心となります。
具体的には、筋肉の硬さ、動作の遅さ、歩行障害などの症状(パーキンソン症状)に対してはパーキンソン病で用いられる治療薬(レボドパ製剤)が使用され、ある程度の効果がみられることがあります。筋肉のぴくつきなどの症状があるときは抗けいれん薬などを使用して症状を軽減させます。
そのほか、関節が硬くなるのを予防し運動機能を保つためにリハビリテーションを行うほか、病気が進行すると物を飲み込む機能(嚥下機能)も低下するため嚥下訓練を行います。
医師の方へ
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