種類
子宮内膜増殖症は、子宮内膜の細胞異型の有無によって分類されます。
異型のない子宮内膜増殖症
異型のない子宮内膜増殖症は、正常な子宮内膜の細胞が増殖するものの、異型細胞の増殖を伴わない状態を指します。ここでは明確な区別のため、異型のない子宮内膜増殖症と表記します。この状態は自然に子宮内膜が縮小する(自然退縮)ことが多く、子宮体がんへの進行リスクは低いとされていますが、約1%が子宮体がんへ進展する可能性があるとされています。
子宮内膜異型増殖症
子宮内膜異型増殖症とは、増殖した子宮内膜に異型を伴う状態を指します。この状態は子宮体がんになる手前の状態(前がん状態)と考えられており、子宮体がんに進行するリスクが高いとされています。報告によると、子宮内膜異型増殖症の約30%が子宮体がんへ進行するとされています。
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