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子宮体がん
子宮体がんは、子宮の奥にできるがんで、女性ホルモンに影響を受けるがんのひとつです。別名、子宮内膜がんと呼ばれることもあります。
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子宮

子宮体がん(しきゅうたいがん)

更新日時: 2017 年 04 月 25 日【更新履歴
更新履歴
2017 年 04 月 25 日
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子宮体がんとは

子宮体がんは、子宮の奥にできるがんで、女性ホルモンに影響を受けるがんのひとつです。別名、子宮内膜がんと呼ばれることもあります。

原因

子宮体がんの発症には、女性ホルモンが関わっています。
エストロゲンとプロゲステロンは、どちらも卵巣から分泌される女性ホルモンです。月経があるときには、このふたつのホルモンが絶妙なバランスで均衡を保っています。しかし、閉経に近づくと卵巣のはたらきが衰え排卵機能が低下してくるため、エストロゲンが優位になる傾向があります。

子宮体がんは、月経が毎月起こって内膜が剥がれている方には原則として起こらない病気です。内膜が剥がれにくくなる頃、つまり閉経を迎える前後くらいから患者数が増えてきます。
ごくまれですが、排卵障害があり20~40代という若い年代の女性で子宮体がんになる方もいます。

子宮体がんのリスク因子には、主に次のようなものがあります。

  • 肥満
  • 糖尿病
  • 高血圧
  • 脂質異常症
  • 不妊症
  • 出産経験のない方
  • 排卵障害(月経不順)

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症状

子宮体がんの症状には、不正出血とおりものが挙げられます。このうち、特に注意が必要なのは、閉経後の不正出血です。

子宮体がんは閉経後に増加します。その初期症状の代表が不正性器出血です。

子宮頸がん検診が正常でも不正出血があったら要注意

「子宮がん検診」というのは「子宮頸がん検診」です。「子宮体がん検診」(子宮内膜検査) は医師が必要だと判断したときに行う検診とされており、子宮頸がん検診と比較すると、多くは行われていません。ですから、たとえ「子宮頸がん検診」が正常であったとしても、不正出血があった場合には、早めに産婦人科の受診し、検査を受けるようにしてください。

検査・診断

子宮体がんの診断は、主に・問診・内診・子宮内膜細胞診・子宮内膜組織診・血液検査・画像検査(超音波検査、CT検査、MRI検査、PET-CT検査など)・子宮鏡検査
によって行われます。

子宮内膜細胞診

子宮内膜細胞診は一般的に、直接、子宮の内部に細い棒状の器具を挿入し、細胞を採取して行われます。子宮頸がんの検診と同じで、子宮内膜の検査は外来で十分に可能です。

子宮内膜組織検査

疑わしいところがあれば、さらにさじ状の器具もしくは吸引器具を使って組織を採取する子宮内膜組織検査を行います。ただし、子宮体がんの患者さんは比較的高齢の方が多いため、子宮の中まで器具を挿入することが難しい方もいます。

また、外来での組織検査だけでは診断がつかない場合もあります。その場合には、麻酔をかけて子宮内膜全面掻爬術(しきゅうないまくぜんめんそうはじゅつ)を行い、診断する場合もあります。

超音波検査

超音波検査で子宮内膜の厚さを測って判断することもあります。子宮体がんになると子宮内膜が厚くなることが多いため、超音波検査は有効な検査のひとつです。しかし、初期のがんを検出できない可能性もあります。

子宮鏡検査

子宮鏡検査とは、子宮体がんと診断がついた場合や、子宮体がんを疑う場合に、子宮内における病変の有無や広がりを観察するための内視鏡検査です。子宮の奥にできる子宮体がんについては、子宮の奥の観察のみならず、子宮の入口に近い頸部にまでがんが広がっていないかどうか診断することが可能です。

 CT、MRI(+大腸内視鏡)

子宮体がんと診断されたら、次に正確な病気のひろがり(子宮の周囲にある臓器、リンパ節、他の臓器への転移)を、内診、各種画像検査(CT、MRI等)、内視鏡検査などを用いて検査します。

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治療

子宮体がんに対する治療方法はステージによって変化します。

手術

治療の主体は手術です。病気の進み具合にもよりますが、基本的には子宮、卵巣・卵管、リンパ節を摘出するのが一般的です。
現在は子宮体がんの腹腔鏡下手術が保険適用となっており、施設によっては条件を満たせばより低侵襲な手術も可能となっています。(2018年時点)

ホルモン療法(黄体ホルモンの大量投与)

比較的若年の方で子宮を温存し妊孕能(にんようのう:妊娠するための能力)を維持して治療することを希望される方には、ホルモン剤を用いた治療も可能です。
ただし、ホルモン治療の適応となるのは、初期の子宮体がんで、しかも一部のタイプのものになります。

化学療法

子宮体がんの術後には、再発リスクの評価を行います。組織の種類、悪性度、浸潤の程度、脈管侵襲、リンパ節転移、遠隔転移など種々の項目から評価されます。

治療は個々の症例の再発リスクの評価に基づいて決定され、再発リスクが中リスク群以上では、化学療法が考慮されます。また、ステージIVの場合には、手術に先行して化学療法が選択されることがあります。

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