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小児尿路結石

監修:

原因

尿中に含まれるシュウ酸カルシウム、リン酸カルシウム、尿酸などのミネラル分が過剰な状態になると結晶となり、次第に結石がつくられます。食習慣の欧米化などがその要因として考えられており、たとえば、動物性脂肪を多く含む食事は尿中のシュウ酸カルシウムを増加させ、動物性たんぱく質を多く含む食事は尿酸を増加させます。なお、カルシウムは十分に摂取することで尿中のシュウ酸カルシウムの増加を抑えるといわれています。そのほか、尿路感染、薬剤が原因となることがあります。

一方で、小児の尿路結石は、生まれつきの要因や薬剤による影響で発症することが多いといわれています。腎臓や尿路の異常(水腎症尿管瘤(にょうかんりゅう)など)、アデニンやシスチンなどの代謝・再吸収の異常、ステロイド薬の内服による代謝の異常が半数以上にみられるといわれています。

水腎症は、小児尿路結石の原因の1つとして挙げられます。尿をうまく排泄することができず、腎臓が腫れたり機能低下を起こしたりする病気です。小児では生まれつき尿管が狭いことで発症する場合が多くみられます。尿を排泄できないことで結石を生じる原因となります。一方で、尿路結石により尿を排泄できず、その結果として水腎症を発症することもあります。

最終更新日:
2025年11月25日
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2025/11/25
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