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小児尿路結石

監修:

検査・診断

小児尿路結石が疑われた際には、問診により自覚症状、原因となる病気や薬剤服用の有無などを確認します。そのほか、画像検査や尿検査、血液検査などが行われます。

問診

問診では、痛みの場所や痛み方、排尿に関する症状などの自覚症状のほか、原因となる病気や先天的な異常の有無、薬剤の服用の有無、血縁者内で尿路結石や腎臓の病気を発症した方の有無などを確認します。小児では自覚症状を詳しく説明することが難しいこともあります。哺乳量低下(食欲低下)、機嫌の悪さや嘔吐、発熱など、直接尿路結石に関わりがなさそうな行動や症状でも、付き添いの養育者が説明できるようにするとよいでしょう。

画像検査

成人の尿路結石では、CTによる検査が行われることが一般的です。これにより、結石の位置や大きさ、尿管などの状態を確認します。一方で、小児の検査では放射線の影響を十分に考慮する必要があり、放射線を用いない超音波検査が行われることが多くなります。超音波検査では水腎症の有無や程度を確認することも可能です。

尿検査、血液検査

尿検査では、血尿の有無、結石の成分である結晶の有無のほか、尿路感染が生じていないかを確認することができます。血液検査では、炎症の有無、腎臓の機能の確認などを行います。

最終更新日:
2025年11月25日
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2025/11/25
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