治療
尿崩症の治療法は発症原因によって異なります。
中枢性尿崩症の場合は、欠乏した抗利尿ホルモン(ADH)を補うため、 ADHと同様に水を体の中に保つ作用のあるデスモプレシンと呼ばれる薬の投与が行われます。
一方、遺伝子変異による腎性尿崩症は、厳格な減塩に加えて一部の利尿薬や非ステロイド系抗炎症薬を用いることで水分の排出を抑える治療が行われていますが、十分な有効性は立証されていません。根本的な治療はなく、脱水を予防するための十分な水分補給を継続していく必要があります。
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