症状
尿毒症を発症すると、全身の各種臓器にさまざまな症状が生じます。
初期症状としては、倦怠感や疲れやすさなどを自覚するようになります。そのほかにも、全身のむくみや息苦しさ、食欲低下、吐き気、下痢、ぼーっとする感じ、皮膚のかゆみや出血、視力の障害など、全身にあらゆる不調をきたします。さらに、中枢神経系への影響が強くなると、けいれんが引き起こされることもあります。
そのほかにも、尿毒症では貧血が進行することもあります。貧血に関連した顔色不良や動悸、運動時の疲れなども生じます。また、電解質異常も併発するため、不整脈の原因となったり、骨の代謝に影響が及んだりすることもあります。
尿毒症の症状がどのように現れるかは、腎機能低下の様式によっても大きく影響を受けます。また、尿毒症を放置し進行してしまうと、心不全や昏睡状態などを引き起こし、命に関わる深刻な状態に陥ります。
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