治療
尿毒症の主な治療方法として、血液透析、連続携行式腹膜透析(CAPD)、腎移植などの腎代替療法が挙げられます。
血液透析やCAPDなどの透析は、腎臓に代わって体の中にたまった老廃物や余分な水分を取り除くことにより、尿毒症を治療します。一方で、ホルモンの分泌や血圧のコントロールなどの腎臓のはたらきを代行することはできません。
また血液透析では、血液中と脳の電解質や尿素の濃度差が生じることによる“不均衡症候群”や血圧下降などの合併症が見られることがあるほか、CAPDでは腹膜炎、脱水、低カリウム血症・高カリウム血症などの合併症が見られることもあります。
腎移植とはドナーから提供を受け、健康な腎臓を移植する治療方法です。腎臓の機能そのものが回復するため、生活の質や生命予後がよくなると考えられていますが、ドナーを見つけるなどの課題もあります。
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