治療
以下のような治療法があります。
テーピング法
変形した爪が周囲の皮膚に負担を与えないように、テーピングをして爪と周囲の皮膚に隙間ができるようにします。
コットン療法
ピンセットで爪の角にコットン(綿球)を詰め、爪が皮膚に食い込むのを抑制します。
人工爪
切り過ぎた陥入爪の角をアクリル樹脂(アクリル人工爪)でカバーして、深爪する前の長さになるよう爪を継ぎ足します。
薬物治療
細菌感染を伴う場合は、抗菌薬の内服と外用を行います。肉芽腫の状態により、ステロイド外用や凍結療法、電気焼灼術を追加します。爪白癬に対しては、抗真菌薬治療を行います。
矯正具
専用のワイヤーを爪の形に合わせてカットし、爪の両サイドに引っ掛けます。そして、専用フックを用いて巻き上げて固定します。
超弾性ワイヤー
爪の2か所に小さな穴を開けて、専門のワイヤーを穴に通して矯正を行います。弾性ワイヤーを行うためには穴を開けるために爪を伸ばす必要があります。
フェノール法
フェノール法は、手術によって巻き爪を改善する方法です。爪が食い込んでいる部分を切除し、切除した部分からフェノール塗布することで再び爪が生えないようにします。動脈不全の場合は、フェノールの使用はできません。
プレート法
樹脂や形状記憶金属を爪の上に貼り付けて矯正する器具です。
ガター法
陥入部分にプラスチックチューブを挿入し、爪と皮膚との間のクッションにする方法です。
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