症状
数日から1週間程度、鼻水など風邪症状がある小児が、突然片耳の痛みを訴えるのが典型的です。痛みは夜間に生じることもあります。そして、痛みがとても強いことから救急外来を受診されることも少なくありません。炎症ですので、痛みに伴って発熱をみることもあります。子どもの場合は自覚症状を正確に訴えることができないことも多く、不機嫌であったり、泣いたりということで発見されることもあります。
急性中耳炎が重症化すると、鼓膜が破れて耳漏(耳だれ)がでることもあります。また、炎症が内耳に広がると耳鳴りやめまいを訴えることもあります。急性中耳炎の頻度は成長とともに減少します。しかし、ある程度の年齢までは一度治っても繰り返しやすいため、症状により適宜医療機関を受診することが大事です。
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