きゅうせいちゅうじえん

急性中耳炎

最終更新日:
2017年04月25日
Icon close
2017/04/25
掲載しました。
この病気の情報を受け取るこの病気は登録中です

処理が完了できませんでした。時間を空けて再度お試しください

医師の方へ

原因

耳は外耳、中耳、内耳という3つの構造で成り立ちます。中耳は外耳と鼓膜で間仕切りされています。鼓膜穿孔がない場合、病原体が外耳側から入ることはありません。中耳は耳管と呼ばれる管で鼻の奥にある上咽頭とつながっています。風邪と呼ばれることが多い急性上気道炎は鼻や口の中でウイルスや細菌が増殖しています。この増殖した菌が耳管を介して上咽頭から中耳に広がり、急性中耳炎が発症します。

小児は免疫力が低いのに、保育園や幼稚園などでお互い触れ合う機会も多く、唾液や鼻汁を介して細菌やウイルスに感染しやすい環境にあります。そのため、風邪をひくことも多くなります。結果として保育園児や幼稚園児は急性中耳炎の頻度が高くなります。当然、起炎菌は上気道炎と同じく、「肺炎球菌」「インフルエンザ菌」「モラクセラ」が多くなります。急性中耳炎は3歳までに85%の子供が一度は罹患するといわれています。また、治る過程で滲出性中耳炎に移行することも少なくありません。

急性中耳炎が小児に多いのには解剖的理由もあります。小児の耳管は大人よりも短く水平で、鼻や喉で増殖した細菌やウイルスが侵入しやすくなっています。また、耳管機能も未熟で防御が弱くなっていることも一因です。

医師の方へ

医師向けの専門的な情報をMedical Note Expertでより詳しく調べることができます。

この病気を検索する

「急性中耳炎」を登録すると、新着の情報をお知らせします

処理が完了できませんでした。時間を空けて再度お試しください

実績のある医師をチェック

急性中耳炎

Icon unfold more