症状
急性乳腺炎の症状は、うっ滞性乳腺炎、化膿性乳腺炎、乳腺膿瘍でそれぞれ異なってきます。
うっ滞性乳腺炎
痛みを伴う乳房の腫れがあり、乳汁がうっ滞している部位を触ると硬いしこりに触れます。この状態ではまだ乳汁のうっ滞のみで、強い炎症は無く、発赤や発熱はないことが一般的です。
化膿性乳腺炎
細菌感染の合併・進行により、乳房に痛みと腫れに加えて発赤と熱感を伴うようになるほか、悪寒や震え、高熱やだるさなど全身に症状がみられるようになります。このとき、症状のある乳房側の腋下のリンパ節が腫れて痛みを生じる場合もあります。
乳腺膿瘍
乳房内で細菌感染した部位に膿瘍が形成されることから、これまで述べた症状に加えて、非常に強い乳房の痛み、腫れ、色調変化(暗赤色など)が認められます。
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