きゅうせいにゅうせんえん

急性乳腺炎

最終更新日:
2017年04月25日
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2017/04/25
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原因

急性乳腺炎は炎症の程度によって、うっ滞性乳腺炎、化乳腺炎、乳腺膿瘍の大きく3種類に大別できます。

うっ滞性乳腺炎

乳汁の排泄不全による乳汁のうっ滞が原因であり、産褥3〜4日目以降に発生することが多いです。非感染性で、ほとんどの場合は片方の乳房にのみ生じます。

化膿性乳腺炎

乳汁のうっ滞をベースとして、二次的に細菌感染をおこした状態です。産褥2〜6週頃に起こりやすいです。

乳腺膿瘍

化膿性乳腺炎がさらに進行して、乳房内に膿瘍(細菌と膿のかたまり)が形成された状態です。

乳腺炎の原因は、乳頭に問題がある場合、授乳に問題がある場合、環境に問題がある場合に分けて考えられます。

乳頭に問題がある場合

乳頭が陥没していたり、乳頭に亀裂があったり、赤ちゃんの咥え方が乳頭の形状にうまくフィットしていないことがあります。

授乳に問題がある場合

赤ちゃんの抱き方が適切でない、定期的な授乳ができていない、必要以上に長時間授乳をしている、赤ちゃんの飲み残しをそのままにしていることなどが考えられます。

環境に問題がある場合

高脂肪の食事により乳頭が詰まりやすくなっている、衣服や下着(ブラジャー)の圧迫で乳房の血液循環が悪化している、十分な休息がとれていないことなどが考えられます。

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