検査・診断
食後、飲酒後のみぞおちの強い痛みなど急性膵炎を疑う症状があった場合、血液検査や尿検査、画像検査などが行われます。『急性膵炎診療ガイドライン』に応じて、重症度を判定し、重症度に合わせた治療を検討することが一般的です。
血液検査・尿検査
血液検査や尿検査では、主に膵臓の消化酵素“アミラーゼ”“リパーゼ”の値や炎症の状態を示す白血球数、CRP値などを確認します。また胆石症による急性膵炎の場合には、血液検査で肝胆道系酵素である“AST”、“ALT”、“γ-GTP”、“ALP”、“T-BiL”などの値を確認することもあります。
画像検査
画像検査としては、超音波検査やCT検査が行われ、膵臓の腫れや周辺に液体がたまっていないかなどを確認します。特に造影剤を用いたCT検査は膵臓の状態を詳しく観察できることが特徴です。また重症の急性膵炎では、膵臓の細胞が壊死して黒く写ります。
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