予防
ウイルス性でも細菌性でも、もっとも重要な予防方法は手洗いや消毒を行うことです。食事や調理の前、トイレの後はしっかり手洗いをするようにしましょう。
患者の便や嘔吐物の処理を行う場合は換気を十分に行い、使い捨て手袋やマスクを着用した状態で病原体が舞い上がらないように静かに拭き取るようにしましょう。拭き取った後の床は消毒液を染み込ませた布やペーパータオルで覆い、浸すように拭きます。ウイルスが原因の場合はアルコールの消毒が無効ですので、次亜塩素酸ナトリウムが含まれた消毒液を使用してください。市販されている家庭用の漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)を水に薄めたものでも代用可能です。
生の肉や魚、二枚貝などに付着した細菌やウイルスを口にすることでも感染するため、生鮮食品はよく加熱してから食べるのが安全です。細菌は高温多湿の状態だと増殖が活発になるため、外に放置したりせずに購入後はすぐに冷蔵庫に入れて保存するようにしましょう。
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