治療
ウイルス性胃腸炎の治療
ウイルスによる胃腸炎に抗菌薬は無効ですので、いわゆる特効薬というのはありません。主な治療は、胃腸炎の症状を緩和する対症療法となります。嘔吐・下痢がひどい場合であれば、水分摂取を促したり、飲水もできなければ病院で点滴を行ったりします。
発熱・腹痛がある場合には、解熱鎮痛剤を使用して症状を落ち着かせます。こうした症状を緩和する治療を行いながら、自然に回復するのを待ちます。
ウイルス性胃腸炎では、電解質や糖がバランスよく配合された経口補水液を口から補給する経口補水療法を行って、脱水や低血糖を防ぐことが必要です。経口補水液がすぐ手に入らない場合には、水1,000mlに砂糖40グラム、塩3グラムを混ぜて自宅でも作ることができます。レモンやグレープフルーツなどの果汁を少し加えてもよいでしょう。
細菌性胃腸炎の治療
細菌性胃腸炎に対しては、感染した細菌の種類に応じて抗菌薬の使用を考慮します。ただし症状が軽い場合には、ウイルス性胃腸炎と同じように対症療法を行うことで改善を得られることも多いため抗菌薬は使用しません。多くは、高熱や激しい下痢、血便があるなど症状が重いケースに対して抗菌薬での治療を行います。
小児の感染性胃腸炎
感染性胃腸炎の中には嘔吐や下痢の症状が強くでるものがありますが、大人と比べて子どもではより脱水になりやすく、また低血糖を起こしやすいという傾向があります。そのため、子どもが感染性胃腸炎を発症した場合には注意が必要です。
嘔吐や腹痛だけでなく下痢の症状にも注目し、脱水にならないよう慎重に経過をみる必要があります。
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