症状
慢性気管支炎では、原因不明の咳や痰が1年のうちに3か月以上持続し、なおかつそれが2年以上続くことになります。痰と一言にいっても、その性状は一概に定義することは難しいです。
慢性的な炎症を起こしている箇所に、慢性気管支炎の直接的の原因とはならないような細菌などが多く付着していることがあります。そのため、付着している細菌によって黄色や緑色など、色のついた痰がみられることがあります。
また、なかには1日200〜300ccと大量の痰が出てくる方もいて、これによって呼吸困難感が強く現れることもあります。
さらに、慢性気管支炎は肺気腫と合併することも多く、少しの運動で呼吸困難を感じたり、体重減少がみられたりすることもあります。また、風邪などの呼吸器感染症をきっかけとして呼吸症状が悪化することもあります。
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