まんせいきかんしえん

慢性気管支炎

肺

目次

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概要

慢性気管支炎は、原因不明の咳や痰が1年のうちに3か月以上持続し、なおかつそれが2年以上続いている場合を指します。あらゆる検査を行って、それでもはっきりとした原因がわからないときに慢性気管支炎と診断されることになります。

慢性気管支炎は、受動喫煙も含めた喫煙習慣をリスク因子として発症します。慢性気管支炎の特徴や原因には肺気腫と重なる部分も多く、両者を含めて慢性閉塞性肺疾患と呼びます。

慢性気管支炎では、他に咳や痰を来している疾患がないかどうかを除外することが重要です。もし慢性気管支炎であることが診断された場合には、去痰薬やネブライザー、在宅酸素療法などの治療介入を行うことになります。同時に呼吸リハビリテーションや必要十分な栄養摂取、風邪を引かないような規則正しい生活スタイルの確立なども治療に際しては重要な視点となります。

より詳細には、こちらの記事も参照下さい。

https://medicalnote.jp/contents/170926-001-QI

https://medicalnote.jp/contents/171004-002-AV

https://medicalnote.jp/diseases/%E6%85%A2%E6%80%A7%E9%96%89%E5%A1%9E%E6%80%A7%E8%82%BA%E7%96%BE%E6%82%A3

原因

 慢性気管支炎とは、慢性または反復性に喀出される気道分泌物の増加状態が少なくとも2年以上連続し1年のうち少なくとも3か月以上、大部分の日に認められる状態で、他の原因による肺疾患や心疾患に起因するものは除外すると定義されています。肺気腫と慢性気管支炎を慢性閉塞性肺疾患と総称していますが、これは両者の特徴に類似する部分が多いためです。

 慢性気管支炎を含む慢性閉塞性肺疾患の原因の大多数は長期的な喫煙とされています。長期的に喫煙をすることで肺のなかの気管支、肺胞に炎症が生じます。慢性閉塞性肺疾患は炎症に基づく閉塞性換気障害(空気の通り道である気道が閉塞してしまい、空気が通りにくくなることです)を呈すると定義づけられています。その他、大気汚染も原因の一端を担っていると考えられています。

 

その他、こちらの記事も参照下さい。

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症状

慢性気管支炎では、原因不明の咳や痰が1年のうちに3か月以上持続し、なおかつそれが2年以上続くことになります。痰と一言に言っても、その性状は一概に定義することは難しいです。慢性的な炎症を起こしている箇所に、慢性気管支炎の直接的な原因とはならないような細菌などが多く付着していることがあります。そのため、付着している細菌によって黄色や緑色など、色のついた痰がみられることがあります。

また、なかには1日200〜300ccと非常に大量の痰が出てくる方もいて、これによって呼吸困難感がとても強くあらわれることもあります。

さらに、慢性気管支炎は肺気腫と合併することも多く、少しの運動で呼吸困難を感じたり、体重減少を見たりすることもあります。風邪などの呼吸器感染症をきっかけとして、呼吸症状の増悪を見ることもあります。

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検査・診断

慢性気管支炎の診断に指しては、同じく咳や痰が長引く疾患を除外することが重要になります。例えば、結核やアレルギー性疾患など類似する症状を呈する疾患があるため、こうした疾患がないかどうかを否定するための血液検査や培養検査が重要になります。

長引く咳や痰の原因としてその他の原因が見当たらない場合には、慢性気管支炎の診断がつくことになります。慢性気管支炎では肺気腫を呈することも多いため、画像的な形態変化の確認、呼吸機能検査による閉塞性機能障害の確認、血液検査による換気障害の評価を行うことになります。換気障害の評価を行うに際して、簡易的には酸素の取り込み状態を確認するために、「酸素飽和度」と呼ばれる値を測定する機器を用いることもあります。

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https://medicalnote.jp/contents/170926-001-QI

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治療

慢性気管支炎は、喫煙習慣と関連して発症することが多いため、禁煙を行うことが必要不可欠です。禁煙はニコチンに対しての依存性の問題から自身の意志だけでは実行することができないことも多く、禁煙補助薬の使用を考慮することもあります。

その他、慢性気管支炎では、去痰薬の処方やネブライザーを使用して喀痰を促す治療を行います。慢性的に呼吸不全がみられる患者さんの場合には、長期にわたり在宅で持続的に酸素吸入を行う「在宅酸素療法」を行うこともあります。また、それに伴い患者さんのADL(日常生活動作)や筋力が低下しているときには、在宅リハビリテーションも併せて行います。

慢性気管支炎では痰の排泄の仕方をうまくしたり、呼吸の仕方を工夫したりすることで、呼吸困難を軽減することも出来ます。そのため呼吸リハビリテーションを通して、口すぼめ呼吸や腹式呼吸の習得、体位ドレナージなどを行うこともあります。

その他、風邪をきっかけとして呼吸状態が増悪することもあります。したがって、風邪を引かないように規則正しい生活を送ることや、インフルエンザワクチンを打つなどの対策を講じることも重要であると言えます。適度な運動を心がけつつ、栄養が不足しないように必要充分の食事摂取を心がけることも大切です。

その他、こちらの記事も参照下さい。

https://medicalnote.jp/diseases/%E5%96%AB%E7%85%99

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