原因
成人脊柱変形の原因としては、加齢による影響や骨折、特発性側弯症*の悪化などが挙げられます。年齢とともに椎間板の衝撃を吸収する機能が低下すると、脊柱にかかる負担が増加し脊柱の変形や特発性側弯症の悪化につながります。さらに、骨粗鬆症によって骨が弱くなり、脊椎椎体骨折を生じると脊柱変形が悪化する要因になります。
*特発性側弯症:側弯症の中でも原因不明なものを特発性側弯症という。発症する年齢によって乳幼児期側弯症、学童期側弯症、思春期側弯症に分類され、10歳以降に発症する思春期側弯症が側弯症の80~90%を占める。
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