原因
手指伸筋腱損傷は原因によって大きく2つに分けられます。
開放性損傷
鋭利な刃物による切り傷や転倒などによる挫創によって、皮膚が傷つき、その傷が伸筋腱まで到達したものをいいます。
閉鎖性損傷
手指伸筋腱損傷でもっとも多い原因は、突き指による閉鎖性損傷で、伸筋腱に大きな外力が加わることで損傷を生じます。
また、突き指のような外傷ではなく、関節リウマチによって伸筋腱を覆う滑膜にダメージが加わることや、キーンベック病や橈骨遠位端骨折などによって骨が通常よりも突出し、その突出部位が伸筋腱に摩擦を繰り返し起こすことでダメージを与える病的断裂もあります。
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