治療
打撲だけであれば安静にすることで自然に軽快するため、特別な治療は必要ありません。ただし、骨折を伴っている場合や臓器などが損傷している場合には、傷害に応じた治療が行われます。
たとえば、骨折では骨を元の位置に戻してギプスなどで固定します。骨折の部位や程度によっては手術が必要になることもあります。
肺に損傷をきたしている場合には酸素療法や脱気(肺から漏れた空気を抜くこと)が、心臓や目の損傷では手術が行われる場合もあります。
応急処置
打撲の応急処置として“RICE”というものがあります。これは安静(Rest)、冷却(Ice)、圧迫(Compression)、挙上(Elevation)の4つの処置を指します。
安静では、特にけがをした部分が動かないようにすることが大切です。冷却においては氷や冷却パックなどで患部を冷やします。包帯やテーピングで患部を軽く圧迫したり、患部を心臓よりも高い位置に保ったりすることも有効です。
痛みが強い場合、腎臓や肝臓に問題のない方は、痛み止めを服用することで痛みを和らげることをおすすめします。また、炎症を抑えることで、回復が早まる可能性もあります。
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